新しい世界

　今回は、新たな挑戦であった。プロフィールからして明らかにSな女性にお願いをして、未知なる世界の扉を開けてみようと考えた。口コミで「性器でいくより脳でいく快感」といった想像もつかない文言を目の当たりにして、知らない世界を知るという、ある種冒険心が芽生えたからだった。

　ドアが開いた。そこには熟女ではあるが、若い頃はかなりの美人であっただろう美女が立っている。性格はどんなにきついのだろうとの不安は杞憂に終わった。とても気さくな、そして聡明な女性であった。なんだろう、話しているだけでとても知的さを感じると共に興奮度が増してくる。声と話だけで、明らかに反応している。服を脱いで一緒にお風呂に入る頃には、最近では見たことないような反応を示している。息子を洗ってくれている間も常に目を見られ、エロい眼差しを降り注いでくる。体を拭き、早くこの人の攻撃を受けたい。

　仰向けになると、股間周囲をソフトタッチしてくる。股間から臀部にかけて。ダメだ。私の腰がビクンビクン反応している。いよいよ未知なる前立腺マッサージのために、全裸の女性が手にゴム手袋をはめている。今からあの人差し指が俺の穴に入ってくる。ローションを垂らし肛門周囲を撫でた後、挿入へ。なんだろう、この怖さと緊張と期待感と。気持ちよさはまだこない。もう第二関節以上入っているとのこと。初心者の私を鑑み、彼女は指を一度抜く。その抜かれる時に初めて挿入の深さを感じる。

　快感を感じきれない私を気遣い、彼女はフェラで気持ちよくしてくれている。しかし、今日は未知なる世界を経験しにきたのではないか？　持って来てくれた棒状の突起物にコンドームを装着して、再び穴の探検をお願いする。深くまで入った後で、気がついた。亀頭をいくらしごいてもらっても感覚が薄い。これだ、前立腺の刺激が強すぎるのか亀頭が感じない。美女が会話の中で説明してくれていた意味が初めてわかった。穴の刺激が強すぎるのだ。そこで棒状のものを抜き、薄くなった亀頭をさらにシゴくことをお願いし、最後はなんとかフィニッシュ。

　素敵な女性であった。そして新たな経験をした。経験をして初めて知る。今後再び経験するかはわからないが、年末にとびっきりの経験ができた。

　さぁまた明日から頑張ろう。

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